study 28 / −

黑多 弘文 Hirofumi Kurota
study 28 / −
展示
2015. 6. 13

前三作とは違って
一本の糸を蛇口把手留め具と括った
糸を結ぶ作為を排し
空間を切断する線を引く
微かな空気の振動に
生き物のように糸が応え
何もない部屋が微笑んでるようだ
このようなどこでもあるが
見逃してしまう
瞬きほどにある豊かさを確かめるために
何でもないことを続ける

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