[ _ ] UNDER BAR vol.5*ROSE

田口 賢治 Kenji Taguchi
[ _ ] UNDER BAR vol.5*ROSE
イベント
2018. 5. 31 – 6. 2

待合室側を「薔薇の名前」
三面鏡側を「百年の孤独」とし
それぞれの部屋には侵食しない
見えない透明の壁の向こうの隣室は
不可視だが音や声が耳元に届く
自分がみているのは
この部屋とかろうじて見える本の文字
ここでそれを「見」ているのは
自分以外には誰もおらず
孤独を知る
隣室の「薔薇の名前」が聞こえるとき
自分の時間は止まり 視覚は消え失せ
耳をすます
250曲のかすかな曲が無作為に流れ
聴きたい曲は頭のなかでしか鳴らない

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