study 61 / ほぐす
黑多弘文 Hirofumi Kurota
study 61 / ほぐす
展示
2019. 5. 31 – 6. 1
黑多企画山村祥子二人展 山村のコンセプト
身体の保護、自己表現、所属する組織に
フィットするため様々な理由で人は服を着ま
す。「衣食住」と言われるように、服は生き
る上で欠かせないもの。また「第二の皮膚」
とも言われ、「もの」であると同時に「身体
の内面と外面の境界的存在」とも捉えられま
す。もう着ない服を手でほぐすということ、
これは「もの」としての服の終焉に向けた感
謝の儀式。同時に「身体の内面と外面」の繋
がりや在り方を部分的・連続的に明らかにし
ていこうとする行為の一部です。から山村は
着古した服の糸をほどき解体した
黑多は母の裁縫箱を借り買い物で商店街を歩
く母の後ろ姿をミシン糸に映した